私が知る限りだと、毎年4月の10日を過ぎる頃から、ボチボチ春烏賊が押し寄せてきます。
その春イカが急に来なくなり始めてから、だいぶん年数が経ちました。
春イカ漁は、もうダメなのか?諦めムードでしたが・・一昨年頃から、また隠岐周辺に
現れるようになってきました。
海の中のことは、魚類にしても烏賊類にしても実際に釣れるようになるまで
なんとも言えないというのが実情です。
この写真を撮影しようと車を降りて海上を見ていたら
イカ釣り漁船から大きな話し声が風に乗って聞こえてきました。
内容は分かりませんでしたが、多分無線機を使って仲間の船同士で喋っているんだろう?!
と思っていました。
私の安物デジカメと、この腕では、この程度しか夜景モードは撮影できませんが
照明が見えているのは烏賊を船周辺へおびき寄せる為の集魚灯です。
烏賊は明るい光に寄ってくる習性があるのだとか?
この集魚灯も年数を経ると、灯りが暗くなります。
漁船の持ち主には、前から同じくらい明るいと見えていても、他の船から仲間の船を
見ると、あれ?(´・д・`)あの船の光は、前に比べてだいぶん暗いな~?
良くわかるものだそうです。
しかし、人事です(笑)
同じような海域でイカ釣り操業を行っていて、他の船は大漁をしているのに
自分の船は、大漁ができない・・・
それが何日も続くようだと、原因は?何故?自分の船は漁負けするのか?
あらゆる観点から自分で考えなおさなくてはなりません。
その一つに集魚灯の電球が古くなっている事も視野に入れる必要があります。
※他の船は極端に言えば自分の船さえ烏賊を大漁すれば良いわけで、人の船の
集魚灯が暗くなっていることなんざ、知っちゃいねえ~(ΦωΦ)フフフ・・ん(笑)
冷たいようですが世の中そんなもんです。
陸からドライブがてらに夜の海を見てイカ釣り船の光が綺麗だとか
旅情が感じられるとかの思いは否定しません・・。
私の立場でさえ、おお~船の光が暗い海面を照らしていて活気があるし
視点を変えれば、ロマンティックとも感じますからね^^
漁師の立場からすれば、他の漁船の集魚灯に負けない光を発する事が
今夜の水揚げに大きく関わって来るわけです。
漁協に水揚げした烏賊は、漁協所属の運搬船に積み込んで鳥取県の境港港へ
運ばれてセリにかけられ販売されて行きます。
うちの船が水揚げした春イカはお買い得ですよ~\(^o^)/
うちの旦那さんは盛りが良いから(*`ノз´)ヒミツネ
イカ釣りの漁具を買いに漁協に行ったらたまたま、昼前に入港する
フェーリーが入ってきました。
青い海に白い船体、赤いラインが映えて美しい船です^^