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クマガイソウの名前の由来 [4月の野山の植物]

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花のすぐ上の 3枚の葉っぱのような部分が、
うす緑色のものと 白いものとがある。

うす茶色の花の袋状のところを、 熊谷直実(くまがいなおざね)
が背負った 「母衣(ほろ)」に見立てた。


☆クマガイソウとアツモリソウ この2つの名は
平家物語の平敦盛の最期の話に ちなんでいる。


神戸の一の谷の合戦で敗れた 平家を追って、 熊谷直実は、
自分の息子と同じ年ごろの 平敦盛の首を 討ち取らざるを得ず、
その後、 その霊を弔うために出家した。

また当時の武者は、
後ろからの矢を防ぐために 母衣(ほろ)を背負っていた。
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http://www.hana300.com/kumaga.html
季節の花300さまより抜粋

今更、知りましたよ(;^_^A

クマガイソウの群生地が隠岐の島にもあるのは知っていたけど

その場所は、一般の人は分からない。私も知りませんが、いつも遊びに行く
五箇の、えびね園の広大な山林の中に植えてあります。

何気なく、クマガイソウ、アツモリソウと呼んでいたけど、
その名前の由来は源平合戦の熊谷直実と、
平敦盛にあてたものだそうですね。

そう思って、この蘭の花を見ると、何だか複雑な思いになりました。



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4月27日撮影です。


※追記

母衣か~?と思い、そういえば島根県の城下町松江市に母衣町があり
母衣小学校もあったっけ?思い出した。

なんで?母衣って町名なんだろう?

ググってみた。

江戸時代についた地名

「母衣町(ほろまち)」
江戸時代には、禄高1000石以上の重臣のお屋敷や、
500石以上の上級家臣のお屋敷が並んでいた地域だそう。


そもそも「母衣」というのは、戦のときにもちいる補助防具。
律令時代にはすでにあったようですが、

背中に長い布をたわませて、馬を乗って駆けると風でふくらむ。
それが背後に長くたなびいて、
後ろからの流れ矢を防ぐ役割を果たしていた。

それを母衣といって、戦国時代には、

赤や黄色などの目立った色で、
敵からも味方からも目立つものを使うようになった。


大名の精鋭の武士や、本陣と前線部隊の間を行き来する
主君直属の使番などが着用を許されるようになった。

そういう人々を母衣衆といい、
母衣町は、母衣衆が住む地区だったといわれている。

殿町って町名もあるし、やはり城下町ならではの町名らしいわ。


(つ∀-)オヤスミー
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コメント 4

cooper

クマガイソウの群落、見事ですねぇ~
北海道の地名の由来はアイヌ語が多いです。
語源を探って行くと面白いですね。
by cooper (2018-04-30 21:16) 

hiro-kan

cooperさん
コメントありがとうございます。
北海道の地名はアイヌ語が多いというのも
興味深いですね(^^♪


by hiro-kan (2018-04-30 23:49) 

ヤッペママ

名前の由来を知るとその物に特別の思いが生じたりしますね。アツモリソウは見たけれどクマガイソウは見たことが無いのです。
by ヤッペママ (2018-05-01 05:33) 

hiro-kan

ヤッペママさん
コメントありがとうございます。
そうそう!
普段何気なく花の名前を呼んでいますが
深く考えません(;^ω^)

でも、ちょっとしたキッカケで疑問に思い
調べたら面白いな~と感じます。

私はアツモリソウは見た事がないです。
by hiro-kan (2018-05-01 22:33) 

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