以前は、ビナンカズラって、極極、貴重で、何処にでも自生している訳ではないとの認識がありました。
しかし、最近、心を落ち着けて、自宅から近い場所で耕作しているマイ農園?付近を
探索しているうちに、色々な山の恵みや、日常生活を潤してくれる自然がいっぱいだと
気づかせてもらっています。
掲載した写真は
ビナンカズラ(サネカズラ)の赤い実です。ムラサキシキブの画像と同じ日に撮影しました。
10~11月ころ、赤く熟した果実を採取して、細かくくずして日干しにして乾燥させます。
これを生薬(しょうやく)で、南五味子(なんごみし)といいます。
主成分には、クエン酸、粘液質などを含みます。
滋養強壮、鎮咳(ちんがい)などに、南五味子(なんごみし)を1~2個(約5グラム)、水0.2リットルで煮詰めます。
果実が、どろどろになったら火を止めて、布で濾してから、ハチミツなどで甘みをつけて、暖めてから熱いうちに、食後1日2~3回に分けて服用します。
また、新鮮な葉は、揉んで切り傷に塗布します。
古くは、蔓(つる)には粘液質があり、細かく刻んで、少量の水に漬けておくと、粘質になり、寝癖などの頭髪のくせ毛直しに用いました。
「万葉集・784」には、サナカズラと呼ばれ、サナは、実・滑(なめ)を意味し、カズラは蔓(つる)という意味です。
名前の由来は、実(さね)の目立つ蔓(つる)という意味から転訛して、サネカズラと呼ばれたということです。
ビナンカズラとは、昔武士などが整髪用に用いたもので、「美男葛(びなんかずら)」で、これを用いると、「美男」になるという意味から呼ばれました。
どろどろにした、樹液を用いて、男女共、頭髪養毛料や整髪用として、薄めて、洗髪用に用いていました。
引用元
http://www.e-yakusou.com/sou/sou320.htm
追記
ワタシ的には、やはりビナンカズラは、目で愛でたいですけど・・
山歩きをしていて、擦り傷や切り傷などのアクシデントに見舞われたときには
葉をもんで傷口の手当てくらいには役に立つかな?(^^)
2013-11-22 10:10
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